夏はBBQ・海・飲み会と、外食の機会が急増しますよね。「せっかく続けてきた食事管理が崩れる」と気にしすぎて楽しめないのも本末転倒。大切なのは「崩さないこと」より「崩れても戻せること」です。
私自身、筋トレを始めたころは外食や飲み会のたびに罪悪感を感じていましたが、1回の食事が体に大きな影響を与えることはほとんどありませんでした。週単位のトータルで考えると、1〜2回の外食は誤差の範囲に収まることが多いです。ただし、夏はこうした機会が連続しやすいので、最低限の選び方を知っておくと役立ちます。
BBQでのタンパク質の賢い選び方
実はBBQはタンパク質を確保しやすい食事環境のひとつです。肉・魚が中心になるため、うまく選べば自然とタンパク質が多い食事になります。
積極的に選びたい食材
| 食材 | タンパク質量の目安(100gあたり) |
|---|---|
| 鶏むね肉 | 約23g |
| 鶏もも肉 | 約17g |
| 牛もも肉 | 約21g |
| 豚ロース | 約19g |
| エビ(ブラックタイガー) | 約18g |
| ホタテ | 約10g |
値は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」をもとにした目安です。
カルビ・ロースなど脂身の多い部位は美味しいですが、脂質も高くなります。バランスとして、もも・むね・魚介を多めに摂り、脂身の多い部位は少量にとどめるのが現実的な選び方です。
炭水化物の取りすぎに注意
焼きそば・おにぎりが並ぶBBQでは炭水化物過多になりやすいです。「主食は少なめ、肉・魚を多めに」という意識だけで、食事全体のバランスが整いやすくなります。
居酒屋・飲み会での選び方
アルコール自体はカロリーがあり(1gあたり約7kcal)、つまみと合わせると摂取カロリーが増えやすいです。飲み会を完全にコントロールするのは難しいですが、以下のポイントだけ意識しておくと翌日への影響が変わります。
お酒の選び方
お酒の種類によってカロリーと糖質量が大きく異なります。
| お酒 | 目安量 | カロリー | 糖質 |
|---|---|---|---|
| ビール | 中瓶1本(500ml) | 約200kcal | 約15g |
| 日本酒 | 1合(180ml) | 約190kcal | 約8g |
| ワイン(白) | グラス1杯(120ml) | 約90kcal | 約2g |
| 焼酎(水割り) | 1杯(焼酎35ml) | 約70kcal | 0g |
| ウイスキー(水割り) | 1杯(ウイスキー30ml) | 約70kcal | 0g |
| チューハイ(甘い系) | 1缶(350ml) | 約150〜200kcal | 約10〜20g |
値は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」をもとにした目安です。
ビールや甘いチューハイは糖質が多く、カロリーが積み上がりやすいです。焼酎・ウイスキーなど蒸留酒ベースの飲み物は糖質ゼロで、同じアルコール量でもカロリーを抑えやすいです。
ただしアルコール自体のカロリーはどの種類でも同じ(1gあたり約7kcal)なので、飲む量を増やすと意味がありません。「種類を選ぶ+量を増やさない」の両方が重要です。
つまみの選び方
BBQと同じく、「タンパク質を中心に選び、脂身や炭水化物を控えめにする」という考え方がそのまま使えます。
- 枝豆・刺身・焼き鳥(塩)をメインのつまみにする:タンパク質が多く、余分な脂質・糖質を抑えやすい
- 唐揚げ・フライは1〜2品にとどめる
- シメの炭水化物(ラーメン・チャーハン)は食べない、または少量にする
農林水産省「食事バランスガイド」でも、主菜(肉・魚・卵・大豆製品)を毎食意識することが推奨されています。居酒屋でも同じ考え方が使えます。
外食が続いたときの翌日の調整
「崩れた翌日」の正しい対応は、極端な食事制限ではなく、普段の食事に戻すことです。
翌日に食事を大幅に減らすと、空腹感が強まって次の食事で食べすぎる、という悪循環に陥りやすくなります。1〜2日間の過食は体脂肪に直結するわけではなく(一時的な体重増加の大部分は水分・消化物の重さ)、普通の食事に戻せば自然に落ち着きます。
翌日に意識すること
- 野菜・タンパク質中心の食事を3食きちんと摂る
- 水分をしっかり補給する(アルコールによる脱水を補う)
まとめ
- BBQはタンパク質を確保しやすい環境。もも・むね・魚介を意識的に選ぶ
- 居酒屋では枝豆・刺身・焼き鳥(塩)をメインにしてシメを控える
- 1〜2回の外食は週単位では誤差の範囲。「崩れても戻せる」発想が長続きのコツ
- 翌日は極端に減らさず、普段の食事に戻すだけでよい
参考文献
- 農林水産省「食事バランスガイド」:https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/
- 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」:https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html